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KORIYAMA MUSEUM OF HISTORY 2

Museum / Koriyama Fukushima / 2025

郡山歴史情報博物館は、博物館と公文書館の機能を併せ持つ、地域の歴史と記憶を未来へとつなぐ複合施設です。約14万点の資料を収蔵し、デジタル技術を活用した新しい展示体験を提供します。
「交流の歴史」という郡山ならではの歴史的特質を軸 に、原始から現代までの地域史を立体的に発信。常設展示や企画展示、アーカイブギャラリーなど多彩な空間で、過去と向き合い、未来を見つめる視点を育みます。
市民の誇りと学びを支える「知の結節点」として、誰もが地域の歴史に触れ、語り、つながる場を目指しています。

過去と未来をつなぐ「時の回廊」、そして時代・文化・人が交差する「Cross Point」郡山歴史情報博物館は、郡山の歴史的特質を体感できるよう、空間全体が “時をめぐる旅” として設計されています。
中央テーマ 展示室を起点に、原始から現代へと時代をたどる構成で、廊下=「時の回廊」が各展示をゆるやかに結び、来館者が自然に歴史の流れに没入できるよう工夫しています。さらに、アーカイブギャラリーや地域ギャラリーといった多様な空間が連続・共鳴し、郷土の記憶と現在をつなぐ対話の場を生み出します。静と動、知と感性が交差する、開かれた知の空間を構成しています。
木の染色の濃淡、テラゾーの床、左官の表情といった普遍的な素材感と、最新のデジタル技術を駆使した体験装置とのコントラストが、来館者に「時を超えて歴史と対話する場」を実感させる空間体験をもたらします。さらに、各居室ごとに天井高さや間口を繊細にコントロールし、空間のスケールと身体感覚の変化により、展示テーマに深く呼応する構成としました。光の陰影や照度のバランスにもこだわり、資料の質感や時間の重なりを際立たせることで、記憶に残る学びと発見の体験を生み出そうと試みました。郡山という土地が持つ重層的な歴史と文化を、一冊の立体的な「郡山辞典」として読み解くように。訪れる人がそのページをめくりながら、空間の中に入り込み、時と記憶に包まれていく──そんな没入的な体験の実現を目指しました。

Client:KORIYAMA CITY
Design:DO.DO.
Collaboration:TOTALMEDIA DEVELOPMENT INSTITUTE CO.,LTD.
Grafic Design:STUDY LLC./LIVEAD CO.,LTD.
Prime Contractor&Produce:TOTALMEDIA DEVELOPMENT INSTITUTE CO.,LTD
Photo : OOKI JINGU