DO.DO.DO.DO.

HASAMI EXHIBITION – aimo koimo –

Exhibition / 2017

20 年以上前に制作され、今は使用されていなかった法被をデザインソースとした。波佐見焼は、長崎中央部の波佐見町でつくる4 0 0 年の歴史を持つ日用食器。「あいもこいも」は「あれもこれも」を意味する方言である。この1 0 年で急激に知名度が高まった波佐見焼を展示、そして販売もする展覧会です。波佐見焼の多彩なデザインとともに、ヒト、コト、産地を感じてもらうために様々なデザインを配していった。オリジナルの風船、紙風船、風鈴。露天商に見立てたヒトを展示する空間。天井から吊り下げた提灯は、一週間前まで、地元のお祭りで使用されていたものを使用しました。エントランスの池には、3 0 0 0 個以上の陶磁器を浮かべるインスタレーションを設え、お祭り好きの波佐見の人たちがもっているものを最大限に出せるデザインとは何かと考え、「資を生かす」というコンセプトをもとに計画していきました。最終日には、同時期に開催されていた代官山町の祭り神輿がギャラリー内に訪れ、フィナーレを迎えました。会期中も通りから祭囃子が聞こえ、町自体を取り込んだような展覧会となった。同ギャラリーにて最大の集客を記録した昨年を大幅に更新しました。

Direction:立川裕大/t.c.k.w
Graphic:羽山潤一.村川マルチノ佑子/DEJIMAGRAPH
Lighting: 山下裕子/Y2ライティング
Photo:太田拓実